インプラント治療の流れ

2011.04.05

インプラント治療の実際の流れをご説明していきましょう。失われた歯の数、部位、インプラントを埋め込む骨の骨質、骨量により、インプラント治療にも様々な選択肢があります。まずはレントゲン写真及び参考模型により、欠損部位の状態及び対合上下関係、さらに歯肉ラインの状態など、総合的に検討した上で治療計画が立てられます。ブローネマルクシステムで「二回法」と呼ばれる治療法では、一次手術として、顎骨にインプラントを埋人した後、いったん歯肉を閉じます。一次手術後、三〜六ヵ月間、インプラントと骨が結合(オッセオーインテグレーション)するのを待ちます。三〜六ヵ月後、骨結合した後、二次手術(再び歯肉を開いて人工の歯を取り付ける準備)を行います。この状態で歯茎が治るまで数週間おきます。歯茎が治った時点で歯の型を取り、形や色を患者さんに合わせて人工の歯を作ります。これをインプラントに取り付けて完成となります。インプラント治療には、一回の手術で歯を取り付ける一歩手前の段階まで進める二回法」と呼ばれる治療法もあります。本サイトの調査結果でも主に用いているITIインプラントでは、手術の際にインプラントの一部(人工の歯を装着する結合部)を顎骨の外に出しておきます。ここに六〜一二週間後、アバットメント(支柱)を装着します。この方法では、歯肉を開く二回目の手術をしなくてすむという利点があります。これが「一回法」といわれる所以です。患者さんの要望から、研究が重ねられ、今日では、数週間で最終の歯を装着する「早期荷重」、さらには手術当日に噛めるようになる「即日荷重」などの治療法も行われるようになっています。ただし、いずれの治療法も、全ての患者さんの全ての治療箇所に適用できる方法ではありません。個々のケースに合わせた選択と、綿密な治療計画が必要です。