マーケットは世界

2011.03.31

しかし、前述の和風ボサノバのように、世界に向けたオリジナルコンテンツを作ることのできる制作者であれば、そのようなことを心配する必要はありません。日本国内のIチューンズ・ストアに期待しなくても、世界22ヶ国のストアで売ることを考えればよいのです。メジャー系のアーティストや、メジャー系企業などのスキームの中で作成されたコンテンツは権利関係が複雑なため、そうおいそれと世界同時発売を実施できない様々な事情があります。しかし、インディーズ系バンド、インディーズ系コンテンツ事業者であれば、そのような。しがらみに制約されることなく、その気になればすべての権利をコントロールできるコンテンツを用意できると思います。そして、それがグローバルに通用するものであれば、どんどん世界に出てゆくべきなのです。インディーズ系のコンテンツは取次を通すことになるでは実際にIチューンズ・ストアでのコンテンツ販売方法について解説する前に、Iチューンズ・ストアのコンテンツ収集スキームを解説しましょう。前ページの図をご覧ください。メジャー系のレコード会社、放送事業者、ハリウッドーメジャー(ディズニーやパラマウント映画など)といったところは、アップルと直接取引をしています。これは、メジャー系コンテンツは集客効果も高く、十分。商売になるものばかりなので、アップルとしても積極的に取り込みたいと考えて当然です。しかし、星の数ほどあるインディーズ系事業者やバンドのコンテンツは、ロックテールのテールを伸ばすという意味で必要不可欠なものではありますが、メジャー作品とは異なり収益という点では期待できません。そのようなコンテンツを集めるためにアップルがすべてのインディーズと直に取引をしていたのでは、管理や各種処理コストがふくれあがり、業務が破綻してしまうことは容易に想像できます。
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