買換え 依頼先の選択が成否を決める

2011.08.25

買換えのときは「売りを優先」と考えている人が多く、これは、万一手持ち物件が売れないとき、先に買ってしまうとローン支払いが二重になるからというのが理由です。確かに原則はこの通りです。が、今はさまざまな販売方法が普及していて「好条件の『つなぎ融資』を用意」「業者が売り物件を引き取る」などといった選択肢があり、必ずしも売り優先だけがベストの選択ではありません。それだけに売り買いを依頼する先が重要で、信頼性の高さと、そこが持っているシステム(どこまで面倒をみてくれるか)が成否のカギを握っていると言えます。
*新築マンションを購入する場合
そのマンションを分譲するデベロッパー、または販売提携会社に売り買いの両方を依頼するのが最も効率的な方法です。むろん企業の信頼性を確認するのが前提ですが。双方の連絡が取りやすく手続きがスムーズに進むのが利点で、その企業は売り買いを引き受けた以上、買ってもらうために最大のパワーを注いで売却に努力するので順調に進むという利点もあります。また、売り物件に値引き交渉が入ったときに、デベロッパーがその一部を負担してくれるなど、有利な売却が実現するケースもあります。
中古マンションを購入する場合
中古マンションへの買換えは、売主のローンの残債処理などがからむため、手続きが新築より厄介です。できれば購入希望の中古マンションと同じ業者を介して買換えるのがよいでしょう。売却物件に値引き交渉が入ったときに仲介手数料の一部を回してくれる(まけてくれる)こともあります。なお、新築マンションを借入する場合、デベロッパー系や販売提携会社系の中古仲介部門は安心度は高くても力が弱いことがあるので、地元業者などにも「一般媒介」で仲介を依頼しておくほうが良いでしょう。依頼した業者に「自社が引き取る」などのシステムがあっても、その買取り価格は相場よりも若干低くなるので、一応市場に流通させておくほうが有利になります。このときの業者選びのポイントは、「・まめにチラシが入る業者・査定価格の根拠やそのマンションまたは近隣マンションの取り引き事例、広告宣伝を含めた販売手法をキチンと説明できる営業マンがいる」ということになります。仲介は、企業の信頼性も大事ですが、結局は営業マンの力量で決まると言って過言ではありません。